それまでのウルトラシリーズと同様、怪獣や宇宙人とウルトラマンレオとの戦いが物語の中心となる。特徴としては主人公が他のウルトラマンとは別の星出身の宇宙人であること、変身はしないがウルトラセブン=モロボシ・ダンがレオをサポートすること、防衛チームの劇中での役割が従來のシリーズ作品に比してより脇に退いており、主人公を取り巻く一般人がドラマの中心になることなどがある。作風は、故郷を失った主人公が、孤獨で精神的に過酷な狀況の下、肉體的にも過酷な特訓等を通じて心身共に強くなり、困難を乗り越え自ら楯となって戦い抜いていくという、一種の根性物的展開が當初試みられた(詳細は後述。但し、これも後述する事情から、路線が変更されていった)[1]。この點が、本作以前のウルトラマンシリーズには一部の例外を除いて見受けられなかった大きな特徴であり、本作品のカラーを色濃く特徴づけている。制作サイドの企畫書にも記載され、番組放映開始時の番宣等でも大きく掲げられた本作品のテーマは、「生きる厳しさと哀しさを鮮烈に謳う」。このフレーズは、當初本作で描こうとしたヒーロー像を最もよく表現していると思われる。