昭和23年、敗戦國日本はまだ混迷の最中、1月26日午後3時ごろ、帝國銀行椎名町支店で日本中を揺るがす殺人事件が起こった。都の防疫班に腕章をつけた男がGHQの命令で予防薬を飲むようにいってきた。やがて斷末魔の慘劇の場に・・・
原作:松本清張/製作:1980年/監督:森崎東/腳本:新藤兼人
出演:田中邦衛(古誌田警部補)、仲谷昇(平沢貞通)、橋本功(稲佐検事)、中谷一郎(明石警部補)、木村理恵(田村政子) ほか
松本清張の小説「小説帝銀事件」「日本の黒い霧」をもとに、戦後最大の犯行と言われた「帝銀殺人事件」の真相に迫る実録ドラマ。1980年に放送され、ギャラクシー月間賞を受賞した。まだ戦後の混亂期にあった1948年1月26日、東京都豊島區の帝國銀行椎名町支店に、都の防疫班の腕章をつけた男が現れた。男は「GHQの命令」として行員たちに持參した「予防薬」を飲むように指示する。
「シリーズ未解決事件File.09 松本清張と帝銀事件」は、松本清張を主人公にしたドラマを第一部、ドキュメンタリーを第二部として2夜連続放送予定。